13:20手術開始。
   なんとなく手術しているのはわかった

   (上のライトに微妙に映ってみえるんですよぉ、見ない方がいいです))

   私はとにかく平常心でいられるように、気持ち悪くならないように頑張った。
   心の中で精一杯赤ちゃんを応援した。そうしたら伝わるんじゃないかと思っていた。

   先生が「あれれー、こんなにたくさん巻いてー」と言った。
(巻いていたのはへその緒です)
   その後少ししてから「ニャーニャ、オニャー」と高い、ホントに高ーい
   ネコの声のような可愛い産声が聞こえてきた。とーーーっても嬉しかった。
   
(泣かなかったらどうしようと思っていたのでホッとしました)
   13:30赤ちゃんの誕生。赤ちゃんはお腹の中でへその緒を首に1回、
   体に2回巻いていたらしい。
   でもすごく元気な声で、先生方も「こんなに小さいのに元気やね〜」と言っていたくらいだった。

   赤ちゃんと対面するまでの間に 担当の先生が「こんなにたくさん巻いてたら この子は
   自殺行為だなー、このままお腹に置いておいても育たなかったよ」と言った。
   とっさに「そうでしたかー、でも無事生きて産まれてくれて良かったです」と返事をした。
  
 (だけど後で思えば、超音波とかでわからなかったの?と腹立たしい気持ちになりました。)
   


   小さすぎたら会えないかもしれないと言われていたけど、どうにか対面する事ができた。
   タオルに巻かれて 片目をやっと開けた まだ血のついたままの赤ちゃん。
   私は「いや〜ん、ちーさい、ちーさい。クセ毛だぁー」と言ったような気がする。
   
(命が危ないと言われていた母親の言う言葉じゃないですよね。
   「無事生まれてきてくれてありがとう」とか 言えばよかったのに。心配より嬉しい気持ちの方が
   強かった。それに赤ちゃんの生命力を信じていたから・・・)

   その後看護婦さんに「今日何日でしたっけ」と聞いた。
   あまりに急な事で日にちまでわからなくなっていた。
   「何言ってるの?今日は5日よ、7月5日」と言われ、
   「あー、誕生日は7月5日になったんだー」と確認しました。

   (7も5も好きな数字だし 良かったなーって思ってました)


   とにかく小さくても元気そうで すごく安心したし嬉しかった。

   その後 赤ちゃん(これからは桜奈と書きます)はきれいにしてもらって
   NICUへ連れて行かれた。
   その時に病院に来ていてくれた 母と旦那は赤ちゃんとご対面したらしい。
   
(その時桜奈は両目をパッチリ開けて 旦那を見てくれたと言っていました)

   私は子宮の中をキレイにして
(機械で羊水を吸い取るような音がしました)
   から 内臓やらを縫われたようでした。縫っているのは先生の手が見えました。
   
(先生方は世間話をしながらその作業をしていたのでビックリしました。手術ってこんなもん?)
   


   手術始まってから赤ちゃんが誕生するまでは ほんの10分位だったけど、その後の方が
   時間が長くかかったし、つらかった。だけど 頭の中はもう桜奈の事でいっぱいだった。
   手術は全部で1時間位だったような気がする。
   麻酔で体を拭いてもらっている時も 足を持ち上げられても全然感覚がなかった。
   それは とても変な気分だった。

   ストレッチャーに乗せ換えられて 服を着せてもらってから病室へ向かった。

    

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